映画のあとにも人生はつづく

最近見て心に残った映画について書いています

2019-12-07から1日間の記事一覧

わたしは光をにぎっている

山間の湖のほとりに古びた小さな旅館がある。すでに営業が終わっている。都会へ出ていくことになった澪(みお)に、祖母がある詩集を手渡す。山村暮鳥の『梢の巣にて』。その中の詩の一説。 自分は光をにぎっているいまもいまとてにぎっている而(しか)もをり…