映画のあとにも人生はつづく

最近見て心に残った映画について書いています

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

午後8時の訪問者 (2016年)

ベルギー、リエージュ。小さなクリニックで研修医に指導する女医がいる。ジェニーという。ひきつけを起こして子どもが倒れても、ぼーっと見守る研修医。ジェニーは研修医の態度が気に入らず、少し強めに注意する。その時、玄関のベルが鳴る。午後8時、クリ…

牯嶺街少年殺人事件 (1991年)

冒頭にテロップが流れる。 「1949年頃、中国から数百万人が国民党政府とともに台湾に渡り、だれもが安定を願った」 いわゆる外省人である。小四(シャオスー)はそうした外省人の公務員の息子だ。建国中学の入試に落ち、夜間部に通っている。 「しかし子ども…