映画のあとにも人生はつづく

最近見て心に残った映画について書いています

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

存在のない子供たち

レバノンの法廷。12歳のゼインは、原告として法廷に立ち、被告の両親をかえりみることなくはっきりと述べる。 「両親を訴えたい」 「何の罪で?」 「ぼくを産んだから」 ゼインは誰かを刃物で刺し、少年刑務所に収監されている間にこの訴えを起こした。12歳…

天気の子

雨の音から始まる。少年のモノローグ。 これは、僕と彼女だけが知っている、世界の秘密についての物語だ― 離島から家出してきた16歳の少年、帆高。彼が東京で出会ったのは、降りやまない雨、16歳では働かせてもらえない現実、夜を過ごしたマックでアルバイト…